「わたしを旅行につれてって」MVを解釈する

 

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( 公開期間:2017年7月12日 ~ 2017年8月31日までのフル・バージョン

⇡の公開期間が終了しました。ショートバージョンこちらです↓

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こちらの映像は「わたしを旅行につれてって」初回版A付属DVDに収録されています。

(フルバージョンは「わたしを旅行につれてって」初回版A付属DVDに収録されています。ちょうかわいいので是非!)

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ソロアイドルのゆっふぃーこと寺嶋由芙(てらしま ゆふ)さんの2017/7/12リリースの新曲「わたしを旅行につれてって」のMVの解釈を、覚書的にまとめます。今2017/7/16 午前3:24…明けて3現場ありますので、とりあえずざっくり。

⇡のMVをご覧になりつつお読みいただくとよいかと。

 

1、[古いテレビ]

・「テレビ」は「映し出すもの」の喩。過去にあった「事実」(=「君」と出会った頃の彼女の思い出)が映し出されている。

 

2、[とっちらかった部屋1]

・いろいろなものにあふれた彼女の部屋の映像は作品内の事実。現在進行系で彼との旅行を「シミュレーション」している。「ある日」のことではなく、旅行に行く前、何日かの様子が描かれている。(歌詞「今日も」からの推察。)

 

3、[妄想1・待ち合わせ 0:44付近から]

・丸い吹き出しや円形・ぼかし等のカットインが出た後の映像は、旅行の準備をしている彼女の「妄想」(=シミュレーション)である。早起きして待ち合わせ場所に先に付き、遅れてきた彼にドヤ顔堤防を歩くバキューン。「旅行」に行くのにどうして、駅・空港等でなく、海岸の堤防で待ち合わせているのかというのは謎である。妄想ゆえの不自然さかと考えていたが、最後の場面でこの解釈は覆された。

 

4、[とっちらかった部屋2]

・ちびっふぃーかわいい。

 

5、[妄想2・透けるTシャツ、雨宿り 1:39付近から]

・水着なら雨宿りしなくてもいいのでは!?

 

6、[とっちらかった部屋3]

・傘は持っていって良いと思いまするよ。

 

7、[妄想3・変なサングラス 2:00付近から]

・ストロー。

 

8、[妄想4・柱の周りで 2:09付近から]

・なぜ回る?とお思いになるかもしれませぬが、これは、由芙さん実際デートや旅行にいらっしゃった時にも回られると思います。アイドルにとって回るのは基本動作です。リリイベ等で時間が空いた時、よくくるくる回ってらっしゃいます。その場を立ち去られる時、くるっとワンターンしてから動き出すのもよく拝見します。

 

9、[妄想5・海 2:13付近から]

・ジャンプは、彼女の「水着とか着ちゃうよ!見せちゃうよ!」という高揚した思いの表現。四隅の光量がわざと(だとわたくしは解釈します)落としてあるのは、これが現実ではなく妄想であることを示唆する。

 

10、[とっちらかった部屋4]

・ラジオもカメラもスマホで代用可能なのでは。あと救急箱はさすがにこの超絶かわいらしい彼女が持ってきたとしても引きますね。

 

11、[妄想6・花火 2:51付近から]

・浴衣の着付けひとりでできる系女子ですね。それはいろいろ良いですよね、いろいろ。

 

12、[とっちらかった部屋5]

・次のシーンとのつながりから、ここは出発前夜の作品内事実だと確定して良いだろう。

 

13、[とっちらかった部屋6]

・寝坊。これも作品内事実。

 

14、[遅刻]

・帽子をおさえて走る彼女、ここも作品内事実。待ち合わせ場所結局そこなんだ車で行くですかね?だったら家まで迎えに来ればあ、パパやママには内緒なのかあ。

 

・待ち合わせ場所で「君」に手を振る場面でこのMVは「つづく」の表示とともに終わります。ですが、次の新曲のリリースは11/8です。秋です。確信を持って予言しましょう、つづきません。秋の新曲に夏の旅行のMVはおかしいじゃないですか。ということは、「夏」編はここで終了、「君」と旅行に行くという物語は完結したということです。ではどのように。

 

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ここでわたくしが注目したいのは、初回版Aのジャケット写真⇡です。水着で朝の砂浜に立つ彼女、これは彼女の「妄想」の場面にはなかったということを思い出してください。これは妄想ではなく、物語内の現実で、彼女が「君」とお泊り旅行に行って夜を経た後(ノーメイクもそれ以上も…の後)にやって来た朝の場面だ、と考えるのが妥当なのではないでしょうか。彼女の微妙な表情が訴えるのはそういうこと(どういう)なのではないでしょうか。

 

はい、以上です。

 

途中途中に挟み込まれる、お衣装での歌唱場面は、古代の物語に「歌」が挟み込まれるのと同じように考えると良いのではないかと。物語には「歌」が必ず含まれます。「歌」は、場面に寄り添いつつ、けれども、物語から、普通の言葉とは違う「強さ」を持って離れていこうとする、なんらかの「強い」感情の表現として機能します。

 

メガネ先生(国語)でございました。や、病まないでー。それでは、また現場で!

 

まずは本日、7/16(ぼくらの日曜日)、秋葉原・浅草・新宿、楽しくやりましょう。リリース週最終日だ!踊れ!踊れ!(音頭を)

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